スタッドレスタイヤの装着注意点

タイヤ

 

スタッドレスタイヤはすべての車輪に装着
することではじめて設計通りの性能が得ら
れるように作られています。

 

たとえば駆動輪のみにスタッドレスタイヤを
装着して走行した場合はどうなるでしょう。

安全に走行するための滑り止め効果が
得られないばかりか、ノーマルタイヤ
との摩擦力に差が生じてしまいます。

そうすると車両の挙動が安定しなくなり
思わぬところで車両の制御ができなくなる
恐れがあります。

スタッドレスタイヤは必ず

すべての車輪に装着しましょうね。

 

次に走行時に注意すべき
点はどんなところでしょう。

 

スタッドレスタイヤを装着していても、
雪上路や氷上路では過信せずに急のつく
運転操作(急発進、急ブレーキ、急ハンドル)
はやめましょう。

スタッドレスタイヤは発進時の駆動力や停止時の
制動力がノーマルタイヤよりも優れています。

そのため、運転しているとつい滑りやすい路面を
走行していることを忘れがちになります。

でもそのままの速度でカーブに進入する
と横滑りを起こすこともあります。

カーブの手前では安全に曲がれる
速度まで落として走行しましょう。

 

そして、車間距離も十分にとり、
慎重に運転するよう心掛けましょうね。

またスタッドレスタイヤは、雨天時
にタイヤと路面の間に水膜が発生し、
車両の制御が一時的にしづらくなる
ハイドロプレーニング現象が発生
しやすくなります。

雨天時に運転の際は、ノーマルタイヤ
よりもグリップ力が落ちる特性があることも
しっかり理解して、十分に注意して運転しましょう。

 

では、スタッドレスタイヤの

寿命はどのくらいでしょうか。

スタッドレスタイヤとしての使用限界は、
溝の深さが新品時の50%までとされています。

スタッドレスタイヤには摩耗状態がひと目
で分かるように目印が設けられています。

それが地面に接しているタイヤのトレッド面
(路面に直接接地する部分)に設けられた
「プラットフォーム」です。

プラットフォームは新品時から50%摩耗した
時に現れるもので、ちょうどトレッドのブロック
と同じ高さとなるように作られています。

つまり、プラットフォームと
ブロックの高さが同一になった時点が、
50%摩耗した状態であるといえます。

このプラットフォームは、タイヤの側面
(タイヤサイズなどが刻印してある場所)の
周上に90度間隔で4カ所設けられた
「↑」マークの延長線上にあります。

 

雪道を走行するときは、タイヤの準備は
もちろん、走行計画を十分にしてから
出掛けましょう!

 

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